マンモグラフィ画像から乳腺量と乳腺のタイプ(乳房構成)を推定するアプリケーションを乳腺読影医が 使用した場合の有用性を検証し、医師間の一致率と推定精度が向上することがわかりました。本論文は、国際誌「Cureus Journal of Medical Science」に採択され、2024年6月17日に公開されました。
マンモグラフィ画像から乳腺量と乳腺のタイプ(乳房構成)を推定するアプリケーションをマンモグラフィ画像と同時に提示し、乳腺読影医が使用した際に、評価の精度を保ちながら、評価時間の短縮、医師間および乳腺専門医との評価のばらつきの低減、読影効率の向上が期待できる結果となりました。
【研究のポイント】
1,乳腺読影医がマンモグラフィ画像から乳腺量と乳腺のタイプ(乳房構成)を推定するアプリケーションを使用した場合の有用性を検証した読影実験を実施しました。
2,本アプリケーションを用いて乳腺量や乳腺のタイプ(乳房構成)を評価することで、読影効率が向上しました。
【原論文情報】
Kai C, Morita T, Sato I, et al. (June 17, 2024) The Usefulness of the Breast Density Assessment Application Used by Breast Radiologists. Cureus 16(6): e62560. doi:10.7759/cureus.62560