「これから」に向かっての自立支援
健康スポーツ学科
小田 綾香
卒業年 |
:2012年3月 |
出身高校 |
:新潟県・佐渡総合高校 |
勤務先 |
:医療法人社団アルペン会 通所リハビリテーション あいの風 |
職種・職位・資格 |
:健康運動実践指導者 |
私は現在、健康運動実践指導者の資格を活かし、「通所リハビリテーション あいの風」にて運動指導などを行っています。また、ただ運動指導を行うだけでなく、利用者様一人ひとりが健康で安心な在宅生活を送る支援をするために介護士としても働き、運動はもちろん生活動作に対してのリハビリテーションを踏まえた自立支援を行っています。
運動メニューは、マット運動、上肢体操、体幹トレーニングなどで、昼食バイキングや口腔ケアなどのメニューでは、在宅生活に必要な能力と体力の獲得を支援しています。また、施設内通貨“ユーメ”の使用で認知症予防や高次脳機能障害に対するアプローチも行っています。
本学で学んだ「連携総合ゼミ」では、他の学科の学生と混成でチームを組み同じ課題に対してアプローチを行いましたが、その時の学びのプロセスは、今の職場そのものであったと感じています。
今後は、新しいメニューの立案なども率先して行い、片麻痺の患者様や車いすの利用者様にも運動機能維持・向上できるような内容にしていきたいです。
- 大学で学んだことは何ですか?
- 4年次に受講した「総合ゼミ」の他学科と共にそれぞれの学科の特色を活かし、同じ課題に対してアプローチをしていく形が今の職場そのものであると感じています。ひとつのことを多角的に見るとより良いものが出来ることを学んだ講義でした。
また、私が所属していたバドミントン部では2年生がまとめる代となるのですが、先輩にも指示を出すことでその人の立場に立って物事を進めようと考えるようになりました。また、大会は生徒のみで参加するため、みんなで話し合い、それに向けて練習の調整や宿泊施設や交通手段の計画を立てることで、部員と協力する大切さを学びました。
- 今後の目標・抱負をお聞かせください。
- 現在ある施設内の運動メニューの改善を行いたいです。片麻痺患者や車いす患者の利用者様にも運動機能維持・向上できるような内容にしていきたいと思っています。また、新しいメニューの立案などを率先して計画していこうと思います。
- 本学の就職率は全国でもトップクラスを誇っていますが、その理由はどこにあると思いますか?
- 充実した就職支援体制だと思います。特に就職センターは、通い詰めれば通い詰めるほど熱心に指導してくださり本当の自分を引き出してくれます。
- 新潟医療福祉大学を一言で表すと?
- 「連携」です。
多くの学科がある中で個々に学ぶのではなく、チーム医療・チームアプローチに繋がるような環境作りがされ、自然と協力できる仕組みになっている学校だと思います。
- 就職センターの活用方法について教えてください。
- 面接練習や履歴書は複数の人に見てもらうことが大切だと思います。改善に改善を重ね、色々な人の視点からのアドバイスを受けることで、自分らしいアピールを仕上げることができると思います。
- 地元を離れて就職を希望した理由、就職活動で努力したことや苦労したこと、就職して良かったことなどについて教えてください。
- 「やりたいこと」がたまたま富山県にあったため地元を離れての就職となりました。心細く思った時期もありましたが、自分が動かなくては誰も何もしてくれない環境なので積極性が高まったと思います。また、全てが新しい環境のため刺激を受ける毎日で、視野が広がりました。