患者様の「美味しい!」の一言が、私の糧に
健康栄養学科
鎌田 葵
卒業年 |
:2017年3月 |
出身高校 |
:新潟県・新津高校 |
勤務先 |
:社会福祉法人 苗場福祉会 特別養護老人ホームくりの木 |
職種・職位・資格 |
:管理栄養士 |
現在、特別養護老人ホーム内の直営給食の施設で働いています。ここでは、献立作成のほか、管理栄養士も厨房に入り、調理師と連携し調理も行っています。大変なこともありますが、お客様に「この食事、美味しいですね!」と言っていただけることを糧に、この仕事を続けていきたいです。
- 仕事のやりがいは何ですか?
- 私が働いている特別養護老人ホームは直営給食の施設です。そのため、管理栄養士でも厨房に入って調理を行いますが、献立作成を行って終わりではなく、自らが調理し、お客様の様子を直接確認できることにとてもやりがいを感じています。また、調理師とも連携が取りやすく、どうなったら美味しくできるかを相談しながら日々の献立作成や調理を行っています。行事食やおやつレクは、調理師とペアになり、企画を行っています。調理の専門家である調理師の意見はとても勉強になります。管理栄養士の仕事は難しく、大変なこともたくさんありますが、食事が美味しいと言っていただけると、とても嬉しく、この仕事をしていて良かったと思える瞬間です。
- 本学での学びで活かされていることは何ですか?
- 働き始めて実感したのは、「多職種連携の大切さ」です。看護師や言語聴覚士など、多くの専門職の方と話し合うことで、お客様にとって最良な食事の提供ができます。本学では多職種連携の教育環境があり、そこが魅力です。今の私に、その学びが確実に活きていると実感します。
- これからの目標は何ですか?
- 私は、「お客様に満足していただける食事」をモットーに献立作成を行っています。「朝ごはんはいらない」「必ず漬物をつけてほしい」「朝だけはお粥が食べたい」「毎食パンが良い」など、人それぞれ食事のこだわりは異なります。今までのルールに縛られず、お客様が望む食事を提供できるように、環境を整えていきたいと思います。また、私の目標は「調理が出来る管理栄養士」です。これからも楽しんで調理を行っていきます。
- 高校生へ一言お願いします。
- 大学生活は、楽しいことばかりではなく、大変なこともたくさんありました。ですが、同じ目標に向かって一緒に頑張る仲間がいたから、大変なことも楽しさに変わりました。勇気を出して、たくさんの人と関わり、多くの経験をしてください。自分が学びたい事に集中できる4年間は、今後の人生においてもかけがえのない瞬間です。