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卒業生メッセージ

一人ひとりの眼を守る

視機能科学科

川上 桃子

卒業年 :2018年3月
出身高校 :新潟県・五泉高校
勤務先 :東邦大学医療センター 大森病院
職種・職位・資格 :視能訓練士

私は現在、視能訓練士として、視力検査や眼圧検査などの眼科一般検査をはじめ、低視力の方へのリハビリや斜視・弱視といった病気の方への矯正訓練を行っています。また3歳児健診や成人健診での視覚検査を行うこともあり、あらゆる世代の方々の眼の健康管理を行っています。

Q&A

現在の職種・業種を志したきっかけや理由について教えてください。
視能訓練士を目指したきっかけは、叔父が眼の病気にかかっていたことから、眼のことで不便に感じることについて話を聞く機会がありました。また母が眼科に勤めていたことや、私自身も眼科に通院することがあり、視能訓練士に興味を持つようになりました。

仕事のやりがいは何ですか?
斜視や弱視の子どもに対しては、年齢や性格によって検査や訓練に対する理解や集中力が異なるため、一人ひとりに合わせた対応が必要となります。だからこそ、検査や訓練に携わった子どもの視機能が順調に改善した時や、ご家族から感謝の言葉をかけてもらえた時は、大きなやりがいを感じます。

本学での学びは現在の仕事にどのように活かされていますか?
講義で学んだ眼科検査や眼疾患の知識をベースに、学内外での実践的な実習で経験したことは今でも臨床現場で多く活かされています。特に学内実習では1年次の早期から多くの検査に取り組むことができ、少人数のグループに分かれての授業でしたので、検査の理論やポイントを捉えながら学ぶことができました。そのため、臨床にでてもすぐにそれを実践することができ、大いに活かされています。

今後の目標や夢を教えてください。
患者様の視覚を支えることはとても責任あることだと思います。そのため、今後は多くの臨床経験を積むとともに、病院内外の勉強会や学会にも積極的に参加し、自己研鑽していきたいです。そして、より良い医療を患者様に提供できる視能訓練士になりたいです。

高校生にメッセージをお願いします。
大学4年間を通して、楽しいことも大変だったことも多くありましたが、視能訓練士という同じ目標を持った仲間や先生方と出会えたことは自身にとって大きな財産となりました。視能訓練士は多くの皆さんに知られていないかもしれませんが、人が生活する上でなくてはならない視覚を専門とするやりがいのある仕事です。ぜひ、その魅力を知っていただけたら嬉しいです。