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卒業生メッセージ

対象者の「できる」を増やす仕事

義肢装具自立支援学科

大橋 司雅

卒業年 :2014年3月
出身高校 :新潟県・高田高校
勤務先 :東名ブレース株式会社
職種・職位・資格 :義肢装具士

 私は、義肢装具を製作し提供する仕事を行っていますが、義肢や装具は対象者にフィットしたものでなければなりません。そのため石膏により体の形状モデルを作り、完成した製品の適合確認を行います。繊細な技術が求められる仕事ですが、対象者の「できる」ことを増やすとてもやりがいのある仕事です。

Q&A

やりがいを感じたエピソードを紹介してください。
私たちが提供した製品(義肢装具)を使って、できなかったことができるようになる場面に立ち会えたことです。担当させていただいた義足の利用者様は、最初は一人で立ち上がることも困難でしたが、リハビリを通して歩行器を使って歩けるようになり、私自身も大きな喜びと達成感を感じました。

本学の学びで活かされていることは何ですか?
義肢装具士は、患者様一人ひとりに適した義肢装具を作るために、医師や理学療法士と打ち合わせをしなければなりません。そのため、本学で学んだ他の専門職との連携はとても活かされています。連携教育を通して、他学科の学生と共にチーム医療について学べることは将来必ず活かせますよ!

今後の目標や夢について教えてください。
私は、自動車関連企業が開発を進めるリハビリテーション用パートナーロボットの医療機関への導入に協力させてもらっています。このロボットは、下肢に麻痺のある方が歩行練習する際に身につけて使用するものです。ロボットを人体に装着させる際に義肢装具士の適合の技術が活かされています。近年のロボット産業の発展は目覚ましく、リハビリや介護の場面にもロボットが導入されつつあります。ロボットに関わっていく義肢装具士もどんどん増えていくはずです。今回ロボットに関わらせていただいた経験を活かし、今後ロボットに関わっていく義肢装具士を引っ張っていけるようになりたいと考えています。

義肢装具自立支援学科を目指す高校生へ一言お願いします。
義肢装具士は、いろいろな病院で仕事をさせてもらいます。つまり、関わる人たちも多く、いろいろな場所に行けます。私は愛知県に住んでいますが、関東や北陸の病院にも訪問させてもらっています。出張先の病院で本学出身の理学療法士にお会いできたこともありました。患者様はもちろん、医療スタッフも含めてたくさんの人と関わることができることも義肢装具士の魅力の一つです。これを読んでくれたあなたが将来、同じ大学の後輩として、そして同じ義肢装具士としてどこかで一緒に仕事ができることを期待しています。頑張ってください!