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「食と花の世界フォーラムにいがた2007-食の国際見本市」参加報告

2007.11.01 新着情報
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10月24日(水)~10月28日(日)の5日間にわたり新潟市の主催で「食と花の世界フォーラムにいがた2007」が開かれました。

同市の政令指定に伴うフォーラムとして開催され、「食と健康の新潟国際会議」「食と健康の新潟国際シンポジウム」「食と健康の市民シンポジウム」「食の国際見本市」の4イベントからなっていました。

本学からは、健康栄養学科の村山伸子教授が「市民シンポジウム」にパネリストとして、また同学科の教員と学生が「食の国際見本市に展示(3件)」としてそれぞれ参加しました。同時期に県内最大規模の小売店舗が開店したり、近隣大学の学園祭があったものの、開催期間を通した来場者数は約1万7千人に達し、大盛況の裡に終わることができました。以下では、筆者らが参加した「食の国際見本市」について報告いたします。

今回の「食の国際見本市」には、筆者らが展示した「産学研究ゾーン」はじめ「国際ゾーン」「一般食品・食品関連ゾーン」「ふるさと食品ゾーン」がありました(写真1)。「産学研究ゾーン」には、本学健康栄養学科の数教員も所属する「フードサイエンス・センター(産官学の連携共同研究センター、事務局:新潟大学農学部内)」から11の出展があり、うち本学科分としては、「キュウリ、キャベツの食味に関する感覚計量学的な研究(玉木有子先生)」、「食と肥満予防―運動との関わり―に関する研究(川上心也・川中健太郎両先生)」、ならびに「もち米配合によるグルコマンナンの食味改善に関する研究(健康栄養学科4年・大川友貴君・同学科6教員)」の3展示がありました(写真2、3)。これらの展示には、新潟大学や県立新潟女子短期大学の食品や健康に関する展示‐例えば、小麦アレルギーのある方用に開発された米粉パン(教育人間科学部 小谷スミ子教授ら)や糖尿病・メタボリックシンドロームなどの生活習慣病の合併症対策(医学部 斎藤亮彦特任教授ら)-が隣接していました。また、やや離れた場所では新潟薬科大学と共同研究企業の展示(機能性クッキー・ゼリー・ライスクラッカー・ビーフンなどの開発)もあり、食品や健康を軸とした非常に幅広い展示内容となっていました。

試食コーナーや子供体験コーナーなどをもつ他のゾーンに比べて、どうしても硬くて近寄りにくいイメージの「産学研究ゾーン」でしたが、それでも県内外の食品関連業界の方々は言うに及ばず、多くの一般市民の方々にも展示内容をご紹介できました(写真4、5)。会場における様々な方々とのお話から、「やはり「食」に関心のある人は多いのだなあ…。」という印象をあらためてもちました。

また展示に関する質疑応答とは別に、一般市民の方々から本学に対する励ましの声もかけて頂きました。お孫さんを連れた男性は、一通りの説明を聞かれた後に、「おたくの学校ができて、へぇ10年位にもなるろっかね?」と尋ねられ、「今年で7年目になりますが、失礼ですが本学がどこにあるかご存じですか?」と逆にお訊きしたところ、「太夫浜の先だろう。よく知っているわね。」と言われて嬉しくなりました。開学間もない頃は、高校の先生方にさえ知られてなくてガッカリしたのを思い出し、間違いなく本学も市民に浸透してきたとの実感を受けました。その男性は、「これからの時代は、やはりこういう研究をしていってもらうのは大切ですわね。大いに頑張ってください。」と言い残して行かれました。また、用意した本学のパンフレットなどを多くの方々に快く受け取ってもらえたのも嬉しい思い出となりました。

ところで、「食の国際見本市」のオープニングには、篠田市長をはじめ新潟市の関係者とともに、中国・韓国・ロシア・モンゴルの各国代表者がテープ・カットに列席していました。これら北東アジアにある4ヶ国からは、「国際ゾーン」に食品や食材などが紹介されていました。また、「一般食品・食品関連ゾーン」には国内各地の名産品(菓子やデザート)だけでなく、補助栄養食品に至る幅広いアイテムが集まっていました。さらに、「ふるさと食品ゾーン」には、新潟の知られざる食材や伝統の味、あるいはメディアで知られた商品など地元の逸品が紹介されており、いずれのゾーンも美味しく楽しくすごせる内容となっていました。

最後となり恐縮ではありますが、「産学研究ゾーン」への展示に際しては、ポスター作成などに対して健康栄養学科からご支援を受け、また事前の学内展示においては同学科の教員・学生諸氏から貴重なコメントを頂きました。この紙面を通じて、関係各位に心よりお礼を申し上げます。

(健康栄養学科・宮岡文責)

本学健康栄養学科の詳細はこちら
http://www.nuhw.ac.jp/dept/health/hn/index.html

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