「看護の日」は、高齢社会を支えていくために必要となる「看護の心」「ケアの心」「助け合いの心」を、老若男女を問わずだれもが育むきっかけとなるよう、1990年に当時の厚生省により設定された記念日で、近代看護を築いたフローレンス・ナイチンゲールの誕生日にちなみ、毎年5月12日に設定されています。また、この日は国際看護師協会(本部:ジュネーブ)による、「国際看護師の日」としても知られています。
本学看護学科では、この「看護の日」を記念して、臨床における対象者のこころのケアについて考えるべく、5月11日(木)横浜市立みなと赤十字病院のリエゾン精神看護師である赤沢雪路氏をお迎えし講演会を開催しました。リエゾン(Lieison)とはフランス語で、「連携する、つなげる、橋渡しをする」という意味です。対象者を中心にさまざまな連携によって、個別性を重視した包括的で質の高いケアが提供できます。
赤沢氏は身体疾患をもつおふたりの例をまじえながら、その方々が生きてきた経験の物語や価値観を大切にして関わることの意味を伝えてくださいました。聴講した学生の感想からは、心身の関係や連携の重要性の再認識、早く臨床看護師になりたいという思いが伝わってきました。
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