この度、新潟医療福祉大学と國立陽明大學(台湾大学に次ぐ国立大学)は、特に義肢装具および福祉用具の分野における教育、研究に関し、学術と医療の発展のための交流と相互協力に関する協定を締結することとなり、5月9日に台湾にて協定締結式を行いました。
本交流は本学が得意とする分野においてアジア一を目指す研究の一環となります。
今回の交流に関する協定締結の背景としまして、台湾には義肢装具に関する教育機関や国家免許制度がないため、本学の義肢装具自立支援学科や大学院に留学生を受け入れ、卒業後は帰国して活躍しています。台湾の医療関係者らはぜひとも義肢装具の教育機関や国家免許制度を創設したいと希望しています。まず医療分野として、2013年8月には国立台北栄民総合病院身体障害者センターと協力協定を締結し、これまで台湾からの研修生の受け入れや台湾でのセミナーを毎年実施してきました。そして今回は教育機関として國立陽明大學との大学間学術交流協定を締結し、学術分野の交流を促進することによって台湾における義肢装具の発展に貢献したいと考えております。
本学としましても、台湾で義肢装具に関する最新の知識や技術を普及するために、本学が保有する知的財産を惜しみなく提供したいと考えています。
協力項目の具体的内容は、以下の通りとなります。
1.教員/研究者の交流
2.学生の交流
3.共同研究計画の推進と協力
4.会議や検討会および情報交換の計画と実施
5.技術検討会の計画と実施
今回の協定締結を機会に、台湾と日本の相互交流が、より一層活発になることを希望しています。
つきましては、国際社会に貢献する本学の取り組みを、広く県民の方々にご周知いただきたく、取材・報道くださいますようお願いいたします。
【出席者の名前】
新潟医療福祉大学 学長 山本 正治
国際交流センター長 教授 久保雅義
義肢装具自立支援学分野長 教授 阿部 薫
國立陽明大學 学長 梁賡義(リョウ コウ ギ、Liang Kung-Yee)
その他、関係者7名
写真
1枚目 ・・・ 左:陽明大學 梁賡義学長、右:新潟医療福祉大学 山本正治学長
2枚目 ・・・ 関係者の記念写真
>>義肢装具自立支援学科の詳細はこちら
http://www.nuhw.ac.jp/faculty/medical/at/