【連絡先】新潟医療福祉大学
入試広報部 TEL:025-257-4459 FAX:025-257-4456
この度、義足の製作技術習得のため、台湾から8名の医療関係者が8月24日(月)~9月4日(金)の2週間にわたり、新潟医療福祉大学で教育プログラムを受講することになりました。これは2013年に新潟医療福祉大学と台湾最大の医療機関群である國立台北榮民總醫院との間で学術交流協定が締結されたことにより、未だ義肢装具の教育制度や免許制度がない台湾への支援として行われるものです。このプログラムは将来的に、台湾で教育や免許制度が創設される際の、たたき台となることを想定した内容となっています。参加者は国立病院の技師だけではなく、広く技術を広める目的で民間製作所の技術者も台湾各地から参加します(男7名、女1名)。
内容は解剖学などの医学基礎分野と義足製作理論を学び、義足を製作します。実際の切断者の方にモデルさんとなって頂き、研修生が製作した義足を装着してもらうなど、実践的なプログラムが予定されており、同じ内容を2週目も行います。このように国の新制度(義肢装具)創設を目的にした研修会が、わが国で実施されるのは初めてのことで、関係者の期待が膨らんでいます。
今回の講師は、義肢装具自立支援学科の東江由起夫教授や阿部薫教授が務め、通訳は台湾からの留学生が担当します。
☆プログラム☆
8/24(月) 開講式、解剖学/運動学講義、切断者の評価・採寸・採型のデモンストレーション
8/25(火) 小テスト、受講生による切断者の評価・採寸・採型、陽性モデル製作デモンストレーション
8/26(水) 小テスト、受講生による陽性モデル製作、プラスチック成形
8/27(木) 小テスト、受講生による義足の組み立て
8/28(金) 小テスト、受講生による切断者モデル数名に対する義足の仮合せ
8/31(月) 小テスト、受講生による切断者の評価・採寸・採型のデモンストレーション
9/1(火) 小テスト、受講生による切断者の評価・採寸・採型、陽性モデル製作デモンストレーション
9/2(水) 小テスト、受講生による陽性モデル製作、プラスチック成形、義足の組み立て
9/3(木) 小テスト、受講生による切断者モデル数名に対する義足の仮合せ
9/4(金) 修了試験、修了式
>>義肢装具自立支援学科の詳細はこちら
http://www.nuhw.ac.jp/faculty/medical/at/