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【理学療法学科】フィリピン・サントトーマス大学研修報告

2012.10.05 新着情報

 

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2012年9月21日(金)から30日(日)まで、理学療法学科の国際交流事業の1つとして、フィリピン サント・トーマス大学での運動解析ワークショップを実施致しました。本企画は本学の運動機能医科学研究所との共同企画でもあります。また、サント・トーマス大学は400年の歴史を誇るアジア最古の大学で、4万人を超える学生が在籍しています。

本研修の目的は、1)サント・トーマス大学の理学療法学科および健康スポーツ学科の教員を対象として、ビデオカメラを用いた運動解析の手法についてワークショップを行うこと。2)サント・トーマス大学を舞台として本学学生の臨床実習ができるかどうかを探ることの2点です。参加者は理学療法学科の教員1名と4年生の学生2名で、学生はワークショップの助手という役割を担っています。

サント・トーマス大学では、機器を用いた動作分析をこれから開始しようとしているところで、その手はじめにビデオを使った動作解析をまず教員がマスターし、後期の授業では学生の教育用ツールとして、さらに研究手法の1つとして使用してみることを計画しています。今回はサント・トーマス大学に既にある機材を活用し、それに最小限のハードウエアとフリーウエアを組み合わせることで動作解析を行いました。日曜日以外は午前/午後ともワークショップが開かれ、サント・トーマス大学の教員の皆さんの熱意に大きな刺激をいただきました。

さらに、サント・トーマス大学側のアレンジで、学生は市内の病院および施設(孤児院)の見学と、理学療法学科の授業への参加を行いました。病院での理学療法は、日本のものと大きな違いはありませんが、就職については学校のプログラムを終了後ライセンスを取得しても、そのまま理学療法士として就職ということは稀で、ボランティアという無給状態で一ヶ月程働き、その中から職場に最もフィットするものが雇われるというユニークなシステムです。孤児院での見学は、小児の理学療法が主でしたが日本で経験できるものとはかなり異なり、相当のインパクトのある経験になりました。また、授業参加の1つとして、解剖実習にも参加させていただきました。

9日間という短い滞在でしたが、観光的要素も兼ね備え、成長真っ只中のフィリピンという異国の文化に触れ、学生は大きな刺激を受けたようです。また、英語でのコミュニケーションについては、各種活動を通して、日常的なコミュニケーションには不自由がないレベルまで達することができました。

理学療法学科では、国際交流活動に力を入れてきましたが、学生訪問のレベルから、今後さらに教員間の双方向の学術交流、および学生の臨床実習へとアップグレードしていく予定です。

<写真上から>
・ワークショップに参加した教員のみなさんと
・400年の歴史を感じさせるゲート
・ワークショップの様子
・日常的な風景
・サント・トーマス大学の学生と

>>理学療法学科の詳細はこちら
http://www.nuhw.ac.jp/faculty/medical/pt/index.html

>>理学療法学科オリジナルサイトはこちら
http://www.nuhw-pt.jp/

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